こんにちは 管理栄養士の菊池真由子です。
今号では引き続きリクエストのあった「体に良い飲み物」についてです。
今号では、「体に良さそう気がするけれど解らない」という「ハーブティー」について解説していきます。
ハーブティーには様々な種類がありますが、一番の特徴は「カフェインがないこと」です。
カフェインはコーヒーだけではなく、紅茶、ウーロン茶、緑茶にも含まれています。
カフェインがないということは余計な覚醒作用がない、ということで、・リラックスしたい時 ・寝る前、にオススメのドリンクです。
(他にカフェインのない飲料は麦茶とノンカフェインと表示があるブレンド茶です)
ハーブティーのデメリットはその種類の多さです。
ハーブには様々な効果がうたわれていますが、それに応じてハーブを選ぶというのは一定の知識が必要です。
覚えきれないので「カフェインがないことが有利に働くことがメリットになる効果を増幅する」という視点でまとめてみます。
ごく簡単にポイントだけですが、・カモミール-花粉症対策 ・ペパーミント-情緒の安定 ・ベルガモット-情緒の安定 ・ラベンダー-下向きな気持ちを落ち着かせる ・レモングラス-疲労・倦怠感の軽減 ・ローズマリー-記憶力・集中力アップ ・ゆず-冷え、咳、うつなど、以上が「市販品を見かけたことがある」ハーブティーでの効果です。
ベルガモットは紅茶のアールグレイの香りなので特別に入れました。
また、様々な種類のブレンドティーがありますが種類が多すぎて把握できません。
ハーブティーは、本来ならハーブをポットに入れて直接お湯を注ぐのが効果的です。
しかし、フレッシュ(生)や乾燥タイプでもハーブティー用にハーブを用意するのはかなり凝り性でないと難しいもの。
そこで便利なのが、ティーパックです。
ところがティーパックによって同じハーブでも香りが全く違うように感じることがあります。これは製品による特徴としか表現が出来ないもので試し買いをして自分で好きな製品を見つけるしかありません。
効果は知っていても自分がリラックスしたり気分が良くなるのは「好きな香り」です。
ハーブティーの良さは「好きな香りでリラックス」という効果がお茶類でダントツ。
自分の好きなタイミングや寝る前などがおすすめです。
香りの学問とでも表現していいのかわかりませんが、アロマテラピーというものがあります。自然界に存在する植物から得られる香りを健康に役立てようというものです。
アロマテラピーの世界では、様々な香りを精油としてオイルに溶かし込んでいます。
そのなかに、オレンジやグレープフルーツといった食品の香りがあります。
一見、食べものだから大丈夫と考えがちですが、精油は自然界に存在しないほど爆発的な量の香り成分を含んでいます。飲用には用いないでください。
ハーブティーとは少し違うのですが、アップルやピーチなどの香りのついたものがあります。これは、フレーバーティーで「紅茶」です。なので、カフェインがあるので要注意。
市販のハーブティーは製品によって香りにばらつきが大きいのです。
私がとあるメーカーの「ラベンダー」のハーブティーを飲んだ時、「トイレの消臭剤を飲んだみたい!」となりました。以来、ハーブティーが苦手に。
ある時、友人に「まあまあ、そう言わずに」と勧められたハーブティーはとても良い香りで「おお~、これは美味しい!」となったのです。
ハーブティーは香りが命ですから、こればっかりは「自分でお気に入り」を探すしかないですね。
今回、ハーブや香りについて勉強をしなければメルマガ記事を書くことができませんでした。
そこで参考書としてオススメなのが、こちら。
『最新! アロマセラピーのすべてがわかる本』(小野江里子 ソーテック社)
アロマに関する辞書みたいな本で、これ1冊でほぼ解ったような気になります。特に「調べたい」という時に便利です。
『図解 食べても食べても太らない法』 ★8万部突破