ダイエットクラスブログ

冷え性を改善するには

2019年10月31日

こんにちは 管理栄養士の菊池真由子です。

急に気温が下がってきましたね。手先や足先が冷え始める時期になってきました。そこで今回のテーマは「冷え性」です。

冷え性のしくみ

なぜ冷えるのかは、からだが寒さを感じると体温を逃がさないように末梢血管が収縮してカラダが緊張状態になります。そこで、末梢血管が集まっている手先や足先が冷えるのです。

ほかには、血行が悪いと体内の熱を末端まで運べなくなる、筋肉量が少ないと体内で充分な熱を作ることができない、という理由があります。女性に冷え性が多いのは、男性に比べて筋肉量が少ないからです。

食べて冷え性改善

まずは必ず朝食を食べることです。ダイエットを考えて朝食を抜く人が少なくありません。しかし、食事のカロリーを体温として燃やす必要があるので、朝食は欠かせません。

同時にたんぱく質(肉・魚・卵・牛乳など)が必要です。たんぱく質は運動やスポーツをするか否かに関わらずカラダに熱を作りだします。また炭水化物(ご飯・麺・パンなど)は肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄えられ、筋肉を動かすと熱を発生させます。

おすすめのたんぱく質は?

たんぱく質といっても、様々な食品に多く含まれています。そこでたんぱく質の「質」に注目してみましょう。

たんぱく質はアミノ酸の集合体です。このアミノ酸には様々な種類があり、その比率を100点満点で評価する指標があります。それがアミノ酸スコアと呼ばれるものです。

このアミノ酸スコアが100なのが牛肉・豚肉・鶏肉、卵、あじ・いわし・鮭・鯖・えび・ホタテなど魚介類全般、牛乳・チーズ・ヨーグルト、大豆・納豆・豆乳などです。逆に野菜などは平均で60ぐらいです。

折角ですから、アミノスコアが100のものを選びたいですね。

食事で得た熱を有効利用するには

特に筋肉を動かすことによる熱の発生は重要です。なので、座りっぱなしの時間の長い人は時間を区切って「屈伸運動(足の曲げ伸ばし)」や「肩回し」「スクワット」などを5分以上するのがおすすめ。せめて20セットぐらいはやりたいものです。

なかでも、足を動かす「屈伸」「スクワット」は足先の血行を良くします。タイツや靴下の厚みを上げるよりも遙かに効果的です。

お酒がカラダを冷やす!

お酒は飲むとカラダがぽかぽかしてきます。しかし、実はカラダを冷やすとう真逆の効果をもたらすのです。

これは、アルコールを代謝するときにできるアセトアルデヒド(増えすぎるとお酒による頭痛の原因物質)が血管を拡張させて、皮膚から熱を大量に放熱してしまいます。お酒の飲み過ぎは体温の低下を招きます。

編集後記

ムック本「糖質オフの便利帖」にて監修者+コメント掲載として登場しています。この本は、低糖質のレシピや市販の低糖質食品を食べ比べて美味しさチェックまでしているので、低糖質ダイエットに興味のある人には必見!

WEBサイトのDIETポストセブンで記事を紹介してもらいました。

ぜひチェックしてみてくださいね!脂肪肝にならないために!お酒を飲みすぎた翌日に食べるべき魚の種類は?

図解 食べれば食べるほど若くなる法』のちょっとした立ち読みができます。イラストと解説が3ページぶんあります。