こんにちは! 管理栄養士の菊池真由子です。
今号は、シーズンに突入した花粉症についてご相談の多い「一生治らないのですか?」というテーマについて解説していきます。
花粉症について自分で対処していくには正しい知識を持つと、実践していくことが基本になります。
ところで、今月はインターネット書店アマゾンにてキンドル月替わリセールにて
拙著『花粉症からあなたを守る食事学』が紹介されています。
この「月替わりセール」に選ばれる書籍というのは、アマゾン書店側が内容を審査し、なおかつたくさん売れている本を紹介しているのです。
なので、「今月のアマゾンおすすめ本」というような位置づけのようなものです。
もしお手元になければ、ぜひ手にとってみてください。
同書はキンドル版でありますが、キンドル版書籍を読むための無料アプリがiphone、ipad、アンドロイドだけだったところ、ウインドウズタブレット、mac版も登場しました。
書籍購入画面にメールアドレスを入れるだけでインストールができるので お試しください。
ところで花粉症は、
「症状が非常にやっかいで、日常生活への支障が大きい」
という特徴があります。
しかし、治療にあたる医師は、みなさんそれぞれの体質や生活状況などを個別にじっくり診断できる状況ではありません。
これは治療に割ける時間に対して患者数が圧倒的に多く、より専門的な根本治療は専門医療機関にかかる必要があり、約1.5年以上は治療を続けなければならないからです。
ですので、ほとんどの方は、そのような面倒を避けて辛いシーズンをその場しのぎで対処していくだけです。
しかし、毎年繰り返すのですから
【花粉症は一過性のものではない】
としっかり認識しましょう。
花粉症は、国民の4人の1人がかかっているという報告もあり、まさに国民病とされています。
そこで、原因となるスギなどの伐採、植樹計画の見直しのほか、食事をはじめとする食事習慣や生活習慣全体について研究がなされています。
現状では、専門医師による治療以外では「飛散量が少なめの年は患者数が少なめ、症状が軽い人が多い」「飛散量が多めの年は患者数が多め、症状が重い人が多い」ということがわかっていても、「飛散する花粉の量の多少に関わらず、症状を出ないようにする方法」はまだ判明していないのです。
ですので、現状では、日常生活の
【症状をできるだけ軽くする】
ということが現実的な解決策になってきます。
そこで、おすすめの栄養素がビタミンB6です。
ほかにも効果がある栄養素は数種類ありますが、メールマガジンの分量ではお伝えきれないので、詳しくは拙著『花粉症からあなたを守る食事学』をご高覧ください。
ビタミンB6は、抗アレルギー作用が高く、免疫機能を正常に維持するうえで必須の成分です。
花粉症は体の免役システムの乱れから起きているとされているのですから、B6の働きは症状を押さえ込むのに欠かせません。
ビタミン類は野菜や果物に多く含まれていることが多く、そのイメージが強いものです。
しかし、肉や魚などの動物性食品にも多く含まれていることがあります。
B6は、かつお、まぐろ、さけ、さんば、さば、いわし、バナナに多く含まれているのです。
ビタミンB6は腸内細菌で合成させることもあり、不足を起こしにくい成分ですが、体に貯め込むことが出来ない性質があります。
花粉症などの症状を起こしていると、体にとっての必要量が増大してくるので食事で多めに取り入れておくのがポイントです。
食事の効果は医薬品に比べて即効性に落ちますが副作用はありません。
また、サプリメントとしてビタミンB6の単体、もしくはビタミンB群(ほかのビタミンB類がブレンドしてあるもの)を利用して補っていくのがおすすめです。
*サプリメントはパッケージにある利用方法に従ってください。
また、飲めば飲むほど効果が増大するものではなくその日1日必要な量伊賀は尿として出て行ってしまうので継続することが大事です。
現在、花粉症に対抗するお米やお茶の開発が急がれています。
しかし、農作物への遺伝子組み換え問題や価格、安全性、そして抗花粉症成分が特定されていてもその成分だけ単体として発揮しているのか、米や茶として存在して、同時に含まれるまた別の成分と相乗効果で症状を和らげたりしているのかは、はっきりしていません。
繰り返しになりますが、専門医療機関で特定の治療方法を約1.5年以上は続けないと「完治」は難しいとされています。
なので「治す」というよりも「症状をできるだけ軽くする」というところにゴールをもっていくのが良いでしょう。
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