ダイエットクラスブログ

乾燥するのは肌だけじゃない! ドライアイ

2016年01月18日

今回はドライマウスとドライアイについてです。

ドライマウスは聞き慣れない用語ですが、「唾液の分泌量が低下し、唾液の質が変化する病気」と定義されています。(ドライマウス研究会、鶴見大学歯学部斉藤一郎教授による)

つまり、唾液量が減ってしまって、口の中が乾き、粘膜が乾燥してしまうのです。

ドライマウスは高齢者に多くみられますが、決して加齢が原因だけではないとされています。大きな原因として、薬物の副作用、ストレスのほか、咀嚼(そしゃく)の筋力低下があるとされています。

つまり、食事をするときの噛む刺激が関係し、噛む回数を多くすることで唾液の分泌を促進させることが大事なのです。

噛む回数については個人差が多いのですが、どんなに「噛む回数が少ない」人でも冷や奴ときんぴらごぼうでは、明らかにきんぴらごぼうのほうが噛む回数が多くなります。

おすすめは、「固い」食べ物である「ごぼう」や「れんこん」、「きのこ」や「山菜」など、ほかには「刻みキャベツ」や「フランスパン」、「ガム」も噛む回数が多いものです。

ほかにも「1口30回噛む習慣をつける」というものがあります。ですが、これはなかなか実現が難しいですね。思いだしたときにでも実践してみてください。

次は、ドライアイについてです。

ドライアイは、さまざまな要因による涙液および角結膜上皮の慢性疾患であり、眼不快感や視機能異常を伴うと定義されています。(ドライアイ研究会、日本眼科学会による)

原因はコンタクト・レンズの装用などいくつかあるものの、その中に「パソコン、スマートフォンなど、 モニターを見つめる作業を長時間行うこと」というものがあります。つまり、眼精疲労ですね。

そこで、眼の健康=ブルーベリーとしてサプリメントを利用している方も少なくありません。(ビルベリー、アントシアニンを含む)

しかし、これが大間違いなのです!

消費者庁による「食品の機能性評価モデル事業」の結果報告があります。

この中で、視力回復、眼精疲労改善について検討されています。

結果は「C」。根拠となる論文が少なく、質も低いとされています。(Aが高評価、Fまであり)

つまり、眼に効果的とされるサプリメントの代表格である「ブルーベリーエキス」は期待が薄い、ということなのです。

ドライアイの解消には涙の量を多くすることが必須です。食品では補えない「涙」は、「まばたき」の回数を多くするのが手っ取り早いようです。

無意識の行動なのでコントロールは難しいかもしれませんが、思いだしたときに、意識して数回繰り返すのがおすすめです。

このように「食品」が大きく影響しているようで実は関連がみられないような例もこれからご紹介していきますね。

健康の何もかもが食事でまかないきれるものではない、ということも覚えておいてください。