ダイエットクラスブログ

ウソ?ホント?ビタミンCがレモン○個分

2016年01月11日

7月にもなると本格的に暑くなりました。冷たいものが欲しくなる時ですね。

季節や気温と「ホット」「コールド」が売れる時期が変わるのは皆さんご存知だと思います。

夏の風物詩であるアイスクリーム。これも気温が関係しています。

最高気温が27度を超えるとほとんどの人が食べたくなるものだそうです。そして更に気温が上がって30度を超すと、カップアイスよりも、氷菓であるシャーベットやアイスキャンディーが売れるようになるのです。

気温があがりすぎると、より水分の多いシャーベットが良くなるのでしょうね。ちなみに、冬場でも、前日に比べて気温が急上昇すると食べたくなるのだそうです。

今回はリクエストのありました【ウソ?ホント?ビタミンCがレモン○個分】をお送りします。

これほど暑くなるとコールドドリンクが飲みたくなりますよね。そんななかで「レモン○個分のビタミンC(が含まれています)」と書かれている商品があります。

レモンといえばビタミンCの宝庫、というイメージがあり、たっぷりのビタミンCが含まれている印象をうけます。

確かにレモン果汁にはビタミンCが多く含まれていています。レモン1個でとれるレモン果汁は大さじ2杯でビタミンCは約15mgです。

1日に推奨されているビタミンCの摂取量は成人で約100mgなので約7個分ですね。ですので、最低限7個以上入っていると、1日の必要量は補えることになりますが、30個など、大きな数字が踊っています。

それは、実はレモン果汁がほかの果物の果汁に比べてビタミンCが飛び抜けて多いわけでもなく、「たくさん含まれている」というイメージを演出できるからです。

確かに一日にレモン果汁を7個分も食べることが出来ないのでビタミンCの補給には便利ですね。

実はビタミンCが最も多い果汁はアセロラです。たった果汁10%の飲料(210g)でビタミンCは252mgもあります。

ほかにも、いちご4個で62mg、
キウイ1個55mg、
グレープフルーツ1/2個で43mg、
バレンシアオレンジ1/2個で40mg
みかん1個で24mg
と、ビタミンCが豊富な果物はたくさんあるのです。

いちごなら約6個、キウイなら2個で1日に必要なビタミンCが補えてしまいますね。

「レモン○個分のビタミンC」という表記は、日本食品標準成分2010など(日本で流通している食品の各種成分を網羅した辞書のようなもの)に準拠して計算されています。

もちろんウソではありません。ウソを書いてしまうと、健康増進法など法律違反になってしまいます。レモンの数でビタミンCの量を示しているのは、より多く含まれているかのような誇大なイメージ戦略なのです。

最近では ビタミンC2000mgというように、量で示すような商品が増えてきました。これは、レモンの数よりもビミタンCの数量で「より多く含まれている」ということを誇示するようになってきています。果汁で比べられるよりも、数字での比較のほうが解りやすいですよね。

ビタミンCには、様々な働きがあります。細胞の結合組織であるコラーゲンの合成に働き、血管や皮膚、粘膜、骨を丈夫にします。

しかし、全身は血管で繋がっています。ビタミンCは不足している部分に優先的に働いてくので、顔などの皮膚に集中的に効果が出るものではありません。

皮膚のコラーゲン合成を促すことで美肌効果を期待される風潮がありますが、期待は薄いかもしれません。

このほかビタミンCには、アンチエイジング作用や抗がん作用、抗ウイルス作用などがあり、老化や風邪から体を守ってくれます。

また、たばこ1本がビタミンC25mgを破壊する、という話があります。しかし、これは間違いです。

仮に計算どおりであれば、たばこ4本で1日に必要なビタミンCを使い果たしてしまうので喫煙者はそろってビタミンC欠乏症になってしまいます。しかし、体の中のことは計算どおりにいかないのが常です。

喫煙者の血中ビタミンC濃度が低いのは明らかになっています。しかし、1日1箱を吸う人に、毎日ビタミンC濃度を1000mgも与え続けても、非喫煙者の水準に及ばなかったという報告があります。

ではサプリメントとしてのビタミンCはどうでしょう?高濃度のビタミンCを含む飲料も自然界ではありえない食品です。サプリメント的存在といえます。

ビタミンCをたくさん飲めば、血中濃度は高くなります。最大の効果を発揮するのは飲んでから3時間後ほどと言われています。その後はどんどん排泄されていき、血中濃度が下がってしまいます。

そこでポイントとなるのは、効果的にビタミンCを摂るなら、高濃度のビタミンCのサプリメントや飲料を一度に飲むのでなく、1日2~3回程度に分けるということです。

食後のデザートに果物を食べる、あるいは食事と食事の間にビタミンCの多く含まれたドリンクを飲む、寝る前にサプリメントで摂る、といったのが例です。

果物は食べ過ぎると血中中性脂肪値を上げてしまいますが、コンパクトにビタミンCが多い、いちごやキウイ、柑橘類を食べると効率的です。

野菜にもビタミンCが多いもの(ほうれん草、かぼちゃ、さつまいもなど)がありますが、ビタミンCは熱に弱いため、生で食べる果物がおすすめです。

ビタミンCのサプリメントは数多く出回っていますが、血中濃度が下がる時間を3~4倍長持ちさせる商品が登場しました。

まだまだ知られていない商品ですが、保健機能食品(国が設定した安全性や有効性の規格基準を満たした食品)のうちの栄養機能食品の認定を受けています。

この商品は、ビタミンCに関して1日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分量が、国が定めた上・下限値の規格基準に適合し、その栄養成分の機能の表示ができるものです。

興味がある方は下記URLをチェックしてみて下さい。
プロビタC