ダイエットクラスブログ

超厳しい残暑を乗り切る食事法

2016年01月15日

地球温暖化とともに、例年残暑が厳しいですね。 暑さ寒さも彼岸まで、と言われていますがここ数年は9月末まで暑さが続いています。

夏といえば熱中症対策も重要になってきました。そこで便利なのが、スポーツドリンクです。

しかし、スポーツドリンクは甘い味がつきすぎているのです。半分の濃度で丁度水分の吸収が良くなるので水で倍に薄める、あるいは、水と交互に飲むのがおすすめです。

さて、暑い時期には辛い味のメニューが欲しくなりますね。辛い味が苦手な人でも、気候が暑い地域の料理を連想してみてください。

日差しの強い地域である中南米の料理には、唐辛子を多く使った料理がちょくちょくあります。マイルドな辛さのメニューが多いですが、ハバネロと呼ばれる唐辛子のなかでもトップクラスの辛さを誇る品種を使ったメニューもあります。

インド料理として有名なカレーも辛みの一部をチリパウダーと呼ばれる粉末の唐辛子で作っているのです。

このほか、エスニック料理と呼ばれる東南アジア地域の料理は「辛くて甘め」の味付けがされています。

これらには暑い気候を乗り越える秘訣が隠されているのです。

キーワードは「辛い味」。辛い味には「塩辛い」「わさびで辛い」などをはじめ「香辛料で辛い」など様々な種類の辛さがあります。その中で暑さに対抗する辛さは「唐辛子で辛い」なのです。

まずは、唐辛子に含まれるカプサイシンよる食欲増進効果です。暑さで減退しがちな食欲を立て直し夏ばてを防いでくれます。

さらにカプサイシンには発汗作用があります。カプサイシンを食べる事で一時的に体温を上げて汗をだしているのです。

汗をかくことは、体温を下げる作用があり暑さに対抗する体作りがあるのです。

ちなみに、体温アップの効果に着目して極端に寒い地域にも唐辛子辛い料理があります。代表格が麻婆豆腐ですが、メニュー1品に使う唐辛子量が集中しているために胃腸への刺激が強くなっています。

さて、暑い地域の料理では辛みに追加して同時に甘みをつけてある料理も目立ちます。こういった味付けをする地域は、ほとんどの料理全てに唐辛子の辛みを使っているために甘さの強弱によって味に緩急をつけていることと、食べやすくしている工夫をしているのです。

ちなみにカプサイシンによる発汗作用は体の代謝を促進作用もあります。この効果に着目して、唐辛子ダイエットやカプサイシンのサプリメントによるダイエット方法などがあります。

しかし、これらに実際に痩せるという効果は得られないと判断されています。また、仮に体重が落ちるほどのカプサイシンの量を摂ろうとすると胃腸(特に胃)へのダメージが大き過ぎて「たべこなせない」として非現実的ともされています。

唐辛子は食べられる量に限度がありますし、料理の味付けが単調になりがちです。夏を乗り切るためにもっとおすすめなのが「夏野菜」です。

夏野菜とは、文字通り夏に旬を迎える野菜です。この季節による野菜の分類は、流通や日常会話としての呼称で、栄養学としてはっきりとした区分があるわけではありません。

代表的なのがトマトやなす、かぼちゃ、きゅうり、ピーマンなどで、ししとうがらし、モロヘイヤ、とうもろこし、枝豆などがあります。

夏野菜は原産地が暑い気候を持つ地域がほとんどです。例えば トマトはペルー、なすはインド、モロヘイヤはエジプト、かぼちゃやピーマン、とうもろこしは中南米の熱帯地方とされています。まさに暑い地域に育つ食物(特に野菜)には備わっている特性として「暑さに対抗する力」が豊富に含まれているのです。

夏野菜に豊富な栄養素はビタミンCやE、ベータカロテンなど、まさに暑さによるダメージから体を守る栄養素が満載です。同時に多く含まれるカリウムは血管を広げて体温を挙下げる作用を持っています。(このため血圧を下げる効果もります)

特に注目したいのが、色鮮やかな野菜の色を演出しているポリフェノール類です。

例えば、トマトのリコピン、なすのナスニンやアントシアニン、ピーマンのクロロフィルなどで、日焼けによる体の老化にブレーキをかけてくれる重要な役割をもっています。

夏野菜に特徴的に含まれる栄養成分のほとんどは水洗や加熱で失われたりしません。

ビタミンCだけ壊れやすいのですが、含まれる野菜類の量を多く食べることや夏に旬を迎える果物(もも、ぶどう、プルーン、レモン、輸入オレンジ、マンゴー、パパイヤなど)を食べることでカバーできます。

野菜類は生で食べても良いですが、炒める、煮るなどして水分を飛ばしてカサを減らすと量を多く食べやすくなります。野菜炒めやトマト煮などがおすすめです。