ダイエットクラスブログ

生活しながら向き合う摂食障害2

2017年09月05日

こんにちは 管理栄養士の菊池真由子です。

今日、【Ustream番組に出演します!】

一生成長TV】9月7日 木曜日20時~

お時間があれば、ご視聴ください。書籍プレゼントもあります!

さて、今号ではテーマとしてリクエストのあった「摂食障害」の後半です。

多くの方が悩んでいるのは神経性大食症(過食症)についてです。今号では、過食症について解説していきます。

買った金額で過食の量を知る

過食がどの程度のものかは、本人でもほとんど解りません。冷蔵庫の中身をあさって食べたこともあれば、自分でお菓子やパンを買ったということもあります。

そこで「買ったもの」の金額を計算することである程度の量の察しがつきます。

過食での買い物は「なんとなく他のものと一緒」に買わずに、別の財布で「わざわざ買う」というにすると解りやすくなります。

金額を知れば「こんなに食べていたのか」と実感がわいてくるのです。

レシートをチェック

レシートは必ず持って帰りましょう。

金額以外に買った物(内容)、時間などが印刷されています。

これをノートに貼り付けていけば「お菓子が好き」「食パンばかり食べている」というような、自分が過食しやすい食品がわかります。

さらに時間帯をチェックすることで「夜中にコンビニに行くと買い物が止まらない」「空腹を感じた時に買い物にいくと大量に買う」といった自分の行動パターンが見えてくるのです。

自分がどれだけ食べているかを知ることは過食をしている人にとってとても怖いことです。

なかなか踏み出せないかもしれません。しかし「今日は過食が多かった」と思っていても見比べると、そうでもない日があったりしてきます。

しばらくレシートのチェックをしながら 1)1日の過食に使う金額を決める 2)過食用のお財布には決めた金額より少なく入れておくということを始めてみましょう。

例えば、1日2千円と決めたら過食用のお財布に「おつりをもらえばいいや」と5千円をいれておくのはNGです。きっと5千円ぶん、買ってしまいます。

なので、財布に千五百円しか入れない、あるいは千円にしておくけれど、どうしても足りなければもう一度千円で買い物にいく、という方法をとってみましょう。

過食を軽くしていくうえで量の把握はとても大事なことです。食べたものを記録するのは辛いので、金額で調節していくのがおすすめです。

時間を決める

過食の症状がでれば、3時間ぐらいはあっという間です。

しかし、その後に激しい後悔や自分を責める気持ちがやってきます。

そこで、ノートに自分が過食を開始した時間と止めた時間をかいてみましょう。

過食に費やしている時間を知るのです。

知るだけで更に無力感がでるかもしれませんが、タイマーをかけて「1時間で一旦とめる」といった次のステップに進めます。

区切りの時間は自分で「これなら出来そう」という時間に設定してみてください。間に歯磨きを入れると再開しにくくなります。

絶対に「焦らない」

過食量を減らす方法をご紹介していますが、いきなりゼロにしようと考えてはいけません。

ある程度過食の量を調節できるようになれば、過食の原因について考えてみるチャンスです。

どういった状況の時に過食したくなるのか考えてみてください。

過食をゼロにしようと、・いきなりゼロにする、・使う金額をかなり低く設定する、・無理をして時間設定を短くする、というように過食に対して急いでしまうと反動で過食が増えてしまう事がよくあります。

逆に設定した目標をゆるめにして徐々に設定を変えてくように段階を踏んでいきましょう。

やりやすい目標から、ちょっと頑張ってみようという目標というようにすると過食を減らしていきやすくなります。

時間がかかるのは当たり前。ゆっくりと進めましょう。

編集後記

私はロボットアニメが大好きで、いまだに引きずっています。その最たるものが「マジンガーZ」。

最初に見たのは5歳ぐらいなので、おそらく再放送を繰り返し見てスッカリ心を掴まれたのだと思います。

そんな古いアニメのマジンガーZが2018年1月に映画化。とても楽しみにしていて、劇場に足を運ぶ予定です。

そこでハタと気づいたのが。 ・映画のパンフレットを買ってしまう ・ポスターを買ってしまう(事前に2種類発売が告知) ・販売されているであろうグッズ類を買ってしまう

ということで「散財しそうな気がする」と主人に話すと「ファンだからしょうがないね」と返事がかえってきました。

「そうそう、私は大ファンなのよ」と言いつつはっと我に返って「ファンだからこれはマジンガーZへの税金!」と言って笑われました。

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