ダイエットクラスブログ

食欲の秋!思わず食べてしまう危険な味とは?

2016年10月19日

こんにちは! 管理栄養士の菊池真由子です。

今回も、メルマガ「あしたの健康」をお読みいただきありがとうございます!

先週ぐらいから秋が深まってきましたね。

秋といえば、読書の秋、スポーツの秋といろいろと表現されます。

今週は【食欲の秋】にスポットを当てたいと思います。

秋は太りやすい

秋は頑張ってダイエットを気にしている人の油断が始まる時期。

これは長袖になって、全体にたぼっとした服装になるからです。すると気になる二の腕やお腹周りを隠せるようになるのが原因。「ちょっとぐらいたるんでいても」と安心してしまいます。このためスリムな体型を維持しようという気持ちが減るのです。

そして、秋は快適な気温になり食欲が増す時期。暑い時期はサッパリした味付けの料理が良かったのに、秋に入ると味覚が変化して、フライや天ぷらなど揚げ物料理が美味しく感じるように変化します。

揚げ物のほか、焼き肉やピザといった脂肪分の多いメニューを食べる回数が増えるのも秋なのです。

ですが、

■「おいしいものに囲まれて楽しくたべたい!」という人には『食べても食べても太らない法』がおすすめ

■揚げ物、焼き肉、スイーツを食べても太らない方法を詳しく解説した動画はコチラ

これで解決です!

もちろん、秋の味覚には「秋ならでは」での太る要素が隠れています。

要注意のかぼちゃ

すっかり定着したハロウィン。それにちなんだスイーツ類が店頭を飾っています。

目立つオレンジ色でたくさん飾ってあるのでついつい買いすぎていませんか?

特に気をつけたいのが、ハロウィンに欠かせない【かぼちゃを使ったスイーツ】。

野菜を使っているからヘルシーと誤解されていますが、カロリーは他のスイーツ類と変わりません。

かぼちゃは色が濃いので、少ない量でオレンジ色がはっきり出てきます。ですから、スイーツ類に使われているかぼちゃの量は予想より少ないと考えるべきです。

甘い味はかぼちゃ本来の味だけでなく砂糖類もシッカリ使ってあります。

なので、デザートにするなら「かぼちゃプリン」がおすすめ。

かぼちゃクリームを使用したケーキやワッフルなどは、かぼちゃ以外の砂糖+生クリームが多く、カロリーオーバーになってしまいます。

最も手強いのは「栗」

そして、最強に太りやすいのが栗を使った【モンブラン味のスイーツ】です。

モンブランは栗をペースト状にしたものにバター(脂肪)をたっぷり練り込んで作ります。

廉価品はバターを使っていなくても、しっとりとした味わいをだすためにお菓子用の脂肪を必ず混ぜています。

脂肪は甘味をはじめ、塩分やうま味成分などを包み込む性質があります。つまり、脂肪に邪魔されて甘味が感じにくくなるのです。

このため、砂糖の分量を多くしないと甘い味になりにくいのです。

そして栗はもともと糖質の多い食品。余分な糖質は体の脂肪になりやすい性質があります。

つまり、モンブランは栗ペースト+バター+たっぷりの砂糖なので多い糖質+脂肪+砂糖(多い糖質)と太る要素が満載です。

モンブランはクリームが太る原因ですから、どうしても!という時は使っている量の少ない「クレープ包み」「モンブラン入りシュークリーム」がおすすめ。モンブランのケーキは完全にカロリーオーバーです。

栗は、本当は焼き栗やゆでというように、本来の味をそのまま食べるのがグッド。1回5個程度が目安です。栗ご飯にするのが良いですね。

食欲の秋を制するには

秋の食材で太りやすいのが「かぼちゃ」と「栗」。この2つはほっこりした甘さが糖質の量の多さを物語っています。

ポイントは
1)かぼちゃと栗は1日1回、どちらか片方だけ。
2)栗は栗ご飯がイチオシ。栗のカサだけお米が減るので糖質の摂りすぎの心配も少なめ。おやつとして栗を食べると食事に糖質が多めに追加されることに注意。
3)モンブランは【ちょっとの量でものすごく太る】ことを知っておく。
4)なす、さんま、カツオ、きのこ類など、ほかの秋の味覚は問題なし!

編集後記

秋の味覚の中に「焼き芋」があります。これは太らないの?と疑問に感じるかもしれません。

たしかにサツマイモは糖質が多くカロリーもそれなりにあります。しかし、追加で砂糖や生クリームを使っていないので低脂肪。さらに天然の甘味には、脳をリラックスさせてストレスを解消する効果もあるのです。

そして、食物繊維が豊富。腸内環境を良くし、便秘解消や余分なコレステロールを外に出してくれます。

スーパーで売っているような細いタイプなら1本、トラックで売りにくるような太めのものなら1/2~1/3本ぐらいが目安。

焼き芋ぐらいは甘くて美味しい秋を楽しんでくださいね。