ダイエットクラスブログ

食べても食べても太らない法・「食べたものを書く」だけで確実にやせる

2016年05月25日

こんにちは! 管理栄養士の菊池真由子です。

今回も、メルマガ「あしたの健康」をお読みいただきありがとうございます!

今号は、『食べても食べても太らない法』を刊行する記念に【臨時増刊】としてお送りします。

この記事は同書に収録されている内容をベースしたもので、いわば「無料お試し読み」です。

現在、アマゾンで予約受付中です!

管理栄養士として28年、
のべ1万人の食事相談とダイエット指導をして
「痩せる人」「痩せない人」を見てきました。

そこで、面白いことに気づいたのです。

【人は食べたことを忘れる】ということです。

痩せようと思い立ったとき、真っ先に考えるのは、「摂取カロリーを消費カロリーよりも
少なくすれば必ず痩せる」ということではないでしょうか?

もちろん、計算上はそのとおりです。消費カロリーより、摂取カロリーを減らせばやせられるはず。

ところが、現実はそう上手くはいきません。カロリーの少ない食事に切り替えたはずが、いっこうにやせる気配がない。なぜでしょう?

理由は簡単。カロリーを抑えたはずが、実際は抑えられていないからです。

例えば、ご飯の量を減らした、としてもそのぶんおかずをしっかり食べていつものようにお腹を満たしていれば食べた総カロリーはいつもと同じになってしまう、ということはよくあることなのです。

でも、自分では「減らしたはずなのになぜ?」と考えてしまいます。

これは「自分が食べた記憶している内容」と「実際に食べた内容」に食い違いがあるからです。

例えば、「昨日の昼食は何を食べましたか?」これは、私がダイエットの相談を受ける際に、よくする質問です。この質問にとっさに答えられる人は、まずいません。みなさん、すっかり忘れています。

そこで、忘れてしまう内容を思い出すために食べた内容を記録するのです。

すると、実際に食べたことを忘れていたものが浮き彫りになってきます。あとで振り返ると、自分が食べたつもりがなかったものがノートにはしっかり書き込まれているのです。

「自分は減らしたつもりだったのに実際は食べていた」ので、摂取カロリーは低くなっていなくて痩せないのです。

【食べていたことを忘れてしまう】、ということを自覚して記録していけば、自分が少なくしていたつもりが実はそうでもなかったことがハッキリとしてきます。

過去にレコーディングダイエットという方法が流行し、食べた内容をノートに記録するものでした。

これはオススメできる手法ですが、同時にカロリーを記録するようにすすめていたのが難点です。

いちいちカロリー表示やカロリーブックでカロリーを調べて書き記すのは面倒です。

面倒なことは長続きしませんのでこのダイエットを成功させるにはかなりの根気が必要です。

ですから、【誰でも食べた内容は忘れるのだから、実際に食べた内容を忘れないようにしておこう】ぐらいの気持ちで記録するのがちょうど良いのです。

更に詳しくは『食べても食べても太らない法
三笠書房 知的生き方文庫 (税込み637円)にあります。ぜひお手にとってください!

編集後記

私の母が「痩せない~」と泣きついてきたことがあります。そこで食べたものの記録をしてもらうと「あれ?ちゃんと出来てるのにな?」と思う内容でした。間食を記入する欄は空白です。

そこで、「コーヒーを飲んだり、寝る前にビールを飲んだりとかしてない?」と聞いたら

「健康に良いからってきいて、豆乳を毎日1本(ミニパック)ぐらい飲んでる」「お菓子は太るからダイエットクッキーに変えてる」と、3食以外に飲み食いしているものが出てきました。

3食ではないので、自分の記憶のなかで「食べたうち」入っていなかったようです。

しかも、豆乳は健康に良いから、クッキーはダイエット用だからと「これは間食ではない」と勝手に思い込んでいました。

「健康やダイエットに良いものだから食べても平気」として考えていたものにもカロリーはあります。

食事を減らしたつもりでも痩せない時は、「記録忘れはないかな?」と気をつけてみてください。