ダイエットクラスブログ

管理栄養士が自分では買わない食品 5選

2014年12月06日

こんにちは! 管理栄養士の菊池真由子です。

今回も、「あしたの健康」をお読みいただきありがとうございます!

今号も皆様の「あしたの健康」にお役立ち出来る情報を、身近なテーマとして書いています。

私と一緒に外食をする人で、時折

「これ、何カロリーですか?」
「こういうメニューは栄養士さんとしてはダメなんですか?」
「どんなメニューを食べたら良いのでしょうか?」

と心配そうに聞いてこられることがあります。

こちらの答えは決まっていて

「折角の外食ですし、 私のことは気にせず好きなメニューを食べてください」

と話しています。

いちいち毎食バランスのとれた食事をとるなんて絶対に無理ですし、何より、栄養士を目の前にして、普段を隠してびびられるより、「食べる楽しみ」を持ってもらうほうが私としては嬉しいです。

そういう場で

「普段、どういったものを食べてるんですか?」

と聞かれるのですが、知識があるので、自然に身についていて取り立てて特別なことをしている気持ちにはなりません。

普通の主婦(料理担当者)がしていることとほぼ同じで、

「新鮮」「旬」「そのとき食べたい」

みたいなものが判断基準です。

ただし【これは買わない!】というものがあるのでランキング形式でご紹介したいと思います。

5位 カラフルな袋菓子

鮮やかな色でコーティングしてあるチョコや混ぜると色が変わるなどの商品。

これは一般の方でも「着色料の使用量がすごそう」と避ける方も多いかと思います。

4位 290円の弁当やどんぶり

価格が安すぎて原材料にどんな低品質の食材を使っているのか非常に不安。

価格競争で定価がわからなくなっているような牛丼(並)が290円程度なのですが、大型チェーン店ならではの工夫があるとしても牛丼ぐらい家で作れます。

買ったほうが安くてもテイクアウトして家庭で食べたくないです。外食でも食べません。

3位 果物の缶詰と果物入りヨーグルト

果物から得られる栄養成分のほとんどは熱に弱いものです。

また、水洗いもするので、水に溶け出してしまう成分も逃がしてしまいます。

加工過程で加熱殺菌される缶詰の果物は甘みだけを楽しむものになっています。

非常食や風邪の時に冷やした桃缶などは向いていますが、基本的に缶詰は果物による健康効果はほぼ得られません。生の果物を買います。

果物入りヨーグルトも、加工過程で本来の栄養成分が失われていますし、そもそも健康効果が得られるような量が入っていません。

2位 サイコロステーキ

こでは成形肉の代表的存在です。牛肉の処理過程で余った牛肉と牛脂を混ぜ合わせて食品用粘着剤で四角く成形しています。

霜降り(牛脂)部分を多くしてあり、スーパーなどの安売りの目玉商品になっていることが少なくありません。

捨てる直前の余り者同士をこね合わせ、(ある意味エコかもしれませんが)牛脂の比率が多すぎて「あぶらっこい牛肉とは別の食べ物」に変化しています。

牛肉を食べた気持ちになれないですし、製造過程もイマイチ明らかになっていないこともあって不気味で買いません。

1位 野菜ジュース

メルマガでもたびたび取り上げていますが、結局、加工していない状態の野菜を調理して食べることに勝ることはありません。

記事を書くために試飲目的で買うことはあっても自宅でわざわざ飲むために買ったりはしません。

昼食をコンビニで済ませたい時にサンドイッチ+野菜ジュースという組み合わせにすることがありますが、人気があるものか、新商品、今まで飲んだことがないものを選びます。

なので「これが好き」という商品はありません。どうしても試飲目的になってしまい、飲み終わったジュースのパックは必ず持ってかえって、成分をじろじろ見ています。

私にとって「取材対象」であってもわざわざ自宅に買い置きして飲みたいものではないのです。

もっとも、これらは「現場で活動している栄養士」の考えであって、「資格を持っているだけ」の人とは判断が違ってくると思います。

また、「食費」「調理にかけられる時間」など個人によって異なるでしょうから、豆知識的に読んでくださいね。