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日焼け対策 ビタミンC誘導体って?

2019年08月13日

こんにちは 管理栄養士の菊池真由子です。

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今回のテーマは「ビタミンC誘導体」です。美白化粧品のCMなどで聞いたことがある名称ですが、実際のところ、ビタミンCよりスゴイ何かとか感じている人がほとんどではないでしょうか?

さて「美白」といえば女性の専売特許と考えているかもしれませんね。しかし、男性にも美白は大事なのです。

というのも、肌の色が黒い(濃い)と男性でも実年齢より老けて見えてしまうのです。女性はメイクで隠せることもありますが、男性は常にスッピンなので、隠しようがありません。見た目のアンチエイジングのためにもビタミンC誘導体についてぜひ知っていただきたいと思います。

年齢を若く見せるには男性も美白は大事

美白というのは、女性の色白信仰というものがありますが、たしかに色白は、より美しく見えやすいのです。

この色白には2種類あり、1)持って生まれた肌色が白い。2)肌に黒色のぽつぽつ(シミ)がほとんどない。という状態を指すのです。

産まれ持った肌色は変えることができませんが、肌に出来る黒色のぽつぽつ、つまりシミは誤魔化せることができるのです。

人は顔でその人の年齢を判別してしまいます。出会った瞬間に、日焼けをして肌色が濃くなったり、加齢に伴うシミの発現があると、それをもとに年齢を推定してしまうのです。

年齢が若いことが素晴らしいことであるとは限りません。ある程度の年齢に見えるほうがベテラン、熟練の雰囲気を出せるので、シワとともに、必要かもしれません。ただし、精力的に仕事をしている、毎日充実して生活をしているといったその人の人生の素晴らしさを他人に印象づけるには実年齢からマイナス5歳ぐらいに見えるのが良いのではないかと思う次第です。

「老けて疲れて見える」よりは「若くてイキイキ見える」ほうが幸せには違いありません。

ビタミンC誘導体とビタミンCの違い

ビタミンCはアスコルビン酸という酸です。本体が酸化することでシミやシワの原因となる活性酸素を取り込んで打ち消すということから、美容成分として知られています。肌のシミを消す、薄くするという「美白成分」に加え、肌のハリ(若さ)を保つコラーゲンの合成にも欠かせません。

ところがビタミンCを直接肌に塗ると酸の刺激で肌が荒れてしまいます。

しかもビタミンCは、肌の表面でいろいろな皮脂や紫外線で反応して、肌の奥に入るまえに効果が消えてしまいます。そこで、分子構造をあれこれ変えてビタミンC誘導体としているわけです。

一般的なビタミンC誘導体はアスコルビン酸グルコシドやアスコルビン酸ナトリウム、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルなどがあります。

結論から言うと、ビタミンCでもビタミンC誘導体でも、肌の奥にあるシミの元になるメラニン色素やコラーゲンの合成に関わる部分に「塗っても浸透しないで届かない」のです。つまり、いくら高濃度であっても、どんな分子構造でも「塗ってもムダ」なのです。いくら塗ってもシミは消えないんです。

ニキビ対策にはある程度効果があるようですが、廉価な化粧品になると肌の酸性・アルカリ性のバランスを崩すこともあるので「お薦めしがたい」というのが実情です。

結局クチから取り入れるのが一番

化粧品などで塗ってもムダならどうすれば?となりますね。当たり前のようで忘れがちなのが、王道の「ビタミンCをクチから取り入れる」ということです。ビタミンC誘導体は、化粧品なりの工夫ですが、実際の効果はビタミンCとして食べて、カラダの内側からシミを薄くしたり、コラーゲンの合成にはたらくほうが確実なのです。

つまり、クチから直接とりいれることで、ビタミンCの本来の効果である、美白やシワ予防などが実現出来るのです。

ビタミンCが豊富な食品は、柑橘系の果物やメロン、キウイ、苺、赤ピーマン、ブロッコリー、かぶの葉、かぼちゃ、カリフラワー、ほうれんそう、さつまいも、キャベツ、ミニトマトなどがあります。

男性はスキンケア商品はあまり使わないでしょうが、女性は、化粧品を選ぶときのコツの1つとして知っておくと良いですね。

そして、男女問わずビタミンCをシッカリ食べることでマイナス5歳を実現していきましょう。

サプリメントのビタミンCは?

ビタミンC源として「サプリメント」があります。こちらも悪くはありません。

しかし「悪くはない」のであって「良い」とは言い難いものがあります。

ビタミンCを多く含む食品には、同時に、1)日焼けによる疲れを癒やすクエン酸が豊富(柑橘系果物)。2)ビタミンCの効果をアップさせるビタミンEも豊富(かぼちゃや野菜類を植物油で炒めて食べた場合)というような効果があります。

今のところシミは切実でない年代、30歳~40歳前半あたりでも、シミの原因になる紫外線による活性酸素がカラダから消えにくくなっています。なので、もう20歳を越したら日焼け対策にビタミンCぐらいの気合いでいるのが若く見せるコツですね!

編集後記

またまたWEB記事に登場しています!

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