ダイエットクラスブログ

それでも甘い物を食べるのを止められないとき

2019年06月12日

こんにちは 管理栄養士の菊池真由子です。

さて、今回のテーマは「それでも甘い物を食べるのを止められないとき」です。

甘い物は太るから良くない、と頭で理解していても実際には「つい食べてしまう」ものです。

そこで、今回は「解っていても食欲がどうにもならないときにいかに乗り越えていくか」を解説していきます。

とりあえず1日1個はOKとしよう!

甘い物を「わかっちゃいるけれど止められない」という気持ちにかられることは、誰にでもあります。特に「ダイエットをしなければ」と考えている人ほど心理的に大きな負担になって、ガマンが辛くなります。

ガマンをすれば逆に食べ過ぎを招きます。なので「1日1個はOK」と決めて、食べてしまいましょう。

その甘い物でオススメなのが100円ぐらいで買えるアイスです。グリコ「牧場しぼり」、「パピコ」、森永「ピノ」、ロッテ「クーリッシュ」。これらは、量に対してカロリー、糖分、脂肪分が少なくて比較的太りにくいのです。

1個で満足できるように習慣づけていきましょう

ストレスが強い、睡眠不足などカラダと心のどちらかに不調があると、甘い物をたくさん食べたくなります。

そこで1個で満足できるようにするためにはストレスを解消したり、睡眠時間を確保したり、疲労回復をしたり、不安などを誰かに相談して軽くしたり、というように、食べ物とは離れたところを自分で調整していくことが大事です。これをやると、1日1個でも気が済むようになってきます。

ストレスや疲労を軽くするためにも「睡眠」は大事です。色んなストレス解消術がありますが、とにかく寝ること!!

甘い物を食べたくなる気持ちをすり替える

甘い物が欲しくなる気持ちは脳が指令をだしているので逆らうこと(ガマン)はかなり難しいことなのです。

甘い物を食べたい気持ちというのは、何らかの理由で(ストレスや疲れなど)心が幸福感を欲しがっているのです。なので、別の行為で幸福感を得ると「甘い物を食べたい!」という気持ちが治まることがあります。

実はオキシトシンと呼ばれるホルモンを出すことで幸福感をアップさせれば、心が落ち着いてきます。

オキシトシンは別名「幸せホルモン」「愛情ホルモン」と呼ばれ、心に安らぎを与えるホルモンなのです。ネットで検索すると「オキシトシンを生む食品」などがありますが、これは根拠がありません。オキシトシンを生み出すには、1)撫でる(ペット、パートナー、こどもの頭、ぬいぐるみなど)。2)人に親切にする・ほめる。3)家族や友人、誰かと一緒に楽しく食事をする。4)プレゼントを贈る、料理をつくる。

まだ謎の多いホルモンなのですが、「誰かと一緒に食事をすることで社会的欲求を満たしたい」という食の三大欲求に近いものがありますね。

無性に甘い物をずーっと食べたいという人はぜひ試してみてくださいね。

編集後記

前回、食の3大欲求に「誰かと一緒に食べる社会的欲求」があると解説しました。

実はこの延長線上に「手土産やお中元などに食べ物を用意する」という行為があるのです。

食べ物を贈るというのは「あなたと親しくしたい」という原始的な気持ちの現れ。ですから、手土産にお花やタオルなどではなく「食べ物」を選びがちなのです。

しかも、脳は甘い味を幸せの味として認知しています。なのでお茶やそうめんなどではなく「甘いお菓子」を選びがちになるのです。

相手をよく知るようになると甘い物から離れて違うものを贈るようになるようになるなど社会性で変化していきます。しかし、それでも食品が圧倒的に多いのは「分け合って食べて仲良くしたい」という隠れた人間の心理が働いているのです。

面白いですよね。

さて皆様に重大なお知らせ!!

8月26日(月)に『食べれば食べるほど若くなる法』の図解本が発売になります!!この『食べれば食べるほど若くなる法』は現在7万部のベストセラーです。これがフルカラーの図解になって更に解りやすくなります。ご期待くださいね。