ダイエットクラスブログ

ダイエット方法の見分け方

2019年05月22日

こんにちは 管理栄養士の菊池真由子です。

今回のテーマは「ダイエット方法の見分け方」です。

薄着になりはじめる季節になり、様々なダイエット方法が雑誌やテレビで流れ始めるようになりました。私のもとにも、取材がどんどん入っています。

ダイエット方法には様々な方法があり、書籍はもちろん、エステやフィットネス、スポーツジムなどでもダイエットサービスをしているところもあります。

しかし、果たしてその効果はいかに?今号では、その見分け方を解説します。

ダイエットは誰でもコーチできる不思議

結論から言うと、ダイエットに関しては「芸能人」、「スポーツジムインストラクター」、果ては「ダイエットに詳しくなくても経験だけはある人」など医療関係者でなくても解説、指導をすることが出来ます。

これは法律でダイエットや食事療法が管理栄養士・栄養士の専管事項ではないからです。特にダイエットに関しては、法律上とりたてて資格がなくても、誰でもアドバイスできます。

なので管理栄養士である私や医師などからみて「何コレ?」みたいなダイエット方法が流行してしまいます。もちろん管理栄養士や医師でも「え?なんで?」みたいなダイエット方法を提唱する面々もいるのです。

なので「有資格者だから安心」というわけでもありません。

一番効果があるのは「食事」と誰でも知っている

エステで脂肪をもまれたり、ジムで筋トレしたりするなどのダイエットサービスがあります。

しかし、週に2~3回通うだけで痩せるわけがありません。肝心なのは、通った時にエステシャンやコーチに「食事記録をチェックされる」「食事アドバイスを受ける」ということです。この食事へのアドバイス内容がダイエットの成功の可否を握っています。

食べなければ食べないほど痩せるわけではありませんが、食事制限はかなり指導されますし、実行しないと体重は減りません。

ここで特定のダイエットグッズやダイエット食品、サプリなどを勧められて、余計なお金がかかることが少なくありません。販売されている商品の売り上げは、担当者の売り上げとして計上されるのが一般的なダイエットサービスのシステムなので勧めるアドバイザーも話が巧みです。例えばダイエットサービスだけで30万円、入会したら更にサプリメントを30万円購入させられた、というご相談例もあるぐらいです。

自分で納得できる金額か?

ダイエットを自分ひとりでする場合、ダイエットをエステやジム、フィットネスを利用する、あるいは、ダイエット食品を利用する、ネットでのダイエットの専門家によるアドバイス、スマホアプリで、、、とたくさんのダイエットをするためのサービスがあります。

一言でいうと「自分で納得できる方法と金額かどうか」というのが見分け方です。

価格が高いから必ず痩せるわけではなく、価格が低いから効果も低い、というわけでもありません。

アプリで食事記録をつけただけで痩せた人もいますし、なかなか痩せないと悩んで高額なダイエットサービスを利用して、初めて20キロ近く落とせた人もいます。

ですが食事記録も入力が面倒な人には向いていませんし、逆に食事制限が気にならない人には、低糖質ダイエットなどは効果的かもしれません。

金額の高低に関わらず「リバウンドしないか」というのもチェック項目のひとつとして重要です。

それこそネットでは情報が溢れているのですが、特定のダイエット方法を調べるときに「失敗」「リバウンド」というキーワードを追加するとそのダイエット方法の欠点が出てきます。それを知った上で試してみるのがおすすめです。

ダイエット本の購入も安価でダイエットに成功できます。私自身、ダイエットの本を出版していますが、全てのノウハウを実践しなくても、3つぐらいご自身にあった内容を実行してもらうだけで効果があるようには書いてあります。

ほかのダイエット本も同じですが、読むだけでなく「実行する」「毎日(あるいは毎回)継続する」「実行して身につけば、さらにノウハウを追加する」ということが大事です。

最後は健康第一

これまでは経済的な負担について解説しましたが、なによりも「体調が悪くならないか」というところが重要です。

正直、色んなダイエット方法があふれかえっていて追いかけることが難しい状態です。ダイエットは健康に直結するので、体調が悪くなればすぐ止める勇気が必要。

ダイエットで痩せるのではなく、体調不良で痩せていたら本末転倒です。下痢、嘔吐、頭痛、月経不順などが起きればそのダイエット方法は危険なので中止してください。

編集後記

私のサイトでアドバイスしている「ブログdeダイエット」は現在新規お申し込みを停止しております。申し訳ございません。おひとりずつ、丁寧にアドバイスしていこうとするとお引き受け出来る人数に限界があるのです。

ウエブサイトMYLOHASにて『30日間の「太りにくい食習慣」』を30日間集中連載していました。

30日間の「太りにくい食習慣」』

30ぐらいコツが並んでいると3つぐらいは「コレなら!」と思えるものが出てくるはずです。そのうちの1つぐらいから身につけていけば太らなくなってきますよ。

ほかにもWEB記事がアップされています。

セロリに美容効果!?毎日食べて快眠に導き、目の下のクマ解消!

そして雑誌「週刊朝日」5月24日号にて、「飲む・食べる日焼け止めのススメ」、114ページに取材コメントが掲載されました。これは最新号ではなくなったので、店頭から消えています。電子版もないので残念!