回る水族館

回転寿司、なぜ正確なネタ表示がされない?透ける消費者庁ガイドラインの難しさ
記事引用
代用魚の名前を出せば、拒絶反応を示す客が必ず出てきます。それを防ぐためには、本来の魚を使わなければならなくなりますが、そうすると現在の価格を維持するのは困難です。安くおいしいものを提供するためには、代用魚の存在は欠かせません。

 

水族館で アジやイワシの群れが泳いでいても感激はありませんが、聞いたことも内名前の魚や珍しい外見をしている魚を見ると嬉しいものです。そして、回転寿司市場では「知っているようで知らなかった別の魚」がぐるぐる回っているという話。

もちろん消費者庁は、「正しい食品表記」に躍起になっていますが、現実との溝を埋められなくて苦慮しているというところです。
安価な寿司、回転寿司などでは、大トロ、中トロと言えば実際はガストロという魚で代用されていたり、マグロは赤マンボウであったり。

スーパーでししゃもを買うと表記にカッコ書きで「カペリン(キャペリン)」と書かれています。これも代用魚で、本物の1/3程度の価格で購入できます。

実際のところ、回転寿司で「美味しかった」と満足している人は多いですし、私もカペリンで十分味を楽しんでいます。

消費者庁が偽装を追求していくのは、まさに消費者のための活動と思います。しかし、「代用」が浸透して食糧の安定供給と低価格維持に貢献していることを考えると、「代用」の定義にまで踏み込んで考える時期にきたのではないでしょうか。

カテゴリー: