自由診療の行方
『自由診療は何が自由なのか 』
記事引用
自由診療は、保険診療では認められていない最先端の検査や治療を自費でうけることをいいます
日本の医療システムは、基本は保険診療です。
窓口で3割負担をするというもので、一定の医療レベルと質が確保されているといえます。
しかし保険適用の適用範囲以外の治療や医療行為は認められていません。
例外的に歯科では保険適用になる虫歯の治療と、その後に用いる材料(例えば、かぶせる金属など)で値段が変わる自由診療が同時にできる「混合診療」が認められています。
この記事で話題になっているのは、自由診療というのは、保険で負担されている7割分も自己負担になるというために高額であることと、治療をうけることに自己責任が発生するということです。
私としては、この「自己責任」という言葉が非常に難しいものだと考えています。
いくらインターネットが普及して情報が集めやすくなったとはいえ、逆に「ありすぎてどれが自分に必要なのか、正しいのか」が解らなくなってしまっていると思うのです。
医療や治療行為が高度になればなるほど、一般の人は、その内容を理解するのが難しくなってしまいます。
そして、その内容を冷静に中立的立場でアドバイスしてくれる専門家が身近にいるとは限りません。
「自己責任」って専門用語になりつつあるのではないか?とも考えさせられる記事でした。
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