イケアが「食卓で食べない人」のための食器
北欧インテリアで人気のイケアが【食卓で食べない人のための食器】を開発したそうです。しかも現在進行形でどんどん進化しているようです。
イケアの食器でロングセラーであるた「IKEA 365+」のディナーウェアシリーズを3年もかけて刷新したもの。無地の白で統一されているので、どんなメニューににもマッチして美味しそうにみえるようになっています。
お盆に乗るサイズのお皿、深めで片手で持てるボウル、カフェオレボウルなどでテーブルでなく、お盆のに全部セットしてベッドやソファのうえ、ローテーブルの上で楽に【こぼさず】食べられるように設計されてあります。
*写真はイメージ。かなり似ています。
ほかの特徴としていえば「持ち手がない」というところ。マグカップなど持ち手があるとぶつかってこぼれやすいし、重ねて収納もできません。なのでカフェオレボウルなのでしょう。ただし、日本人にはカフェオレボウルはお椀でお味噌汁をすすっているような気分になるでしょうから、これはなじめないかもしれません。
確かに「食卓」で食べることは減りつつあるかもしれません。さすがに毎日毎食「食卓以外」の人は少ないとは思いますが、仕事中(あるいは残業中)や深夜にゲームをしながら、、、という経験を持つ人は多いと思います。
そういう人に向けての食事の特徴といえば「片手で食べられる」「こぼれにくい」ことがニーズであり、見事に合致した食器です。
栄養指導の場では、パソコンに向かいながら(仕事であれオンラインゲームであれ)食事というのは「片手でカンタンに手が汚れない」が必須なんだなとしみじみ実感することがあります。あとはコーヒーがこぼれてキーボードを汚さないようにするとか。
まさにパソコン用メニューというのは、太るメニューです。お菓子類、ピザ(カットしたもの)、おにぎり(量が多すぎ)など。
こういう食器があれば、もうちょっと食べるものにバラエティーが増えて不摂生している人に私達もアドバイスしやすいです。
栄養士も頭が固いわけじゃないんで、「食事は必ず食卓で」と騒ぐのは子供に対してぐらいです。