がんで死なないために

大阪大学医学部産婦人科 患者様へのご案内
子宮頸がんに関心をお持ちのすべての皆様へ

記事引用
最近、週刊誌上で「子宮頸がん検診を受けてはいけない」  「上皮内がんは治療しなくてよい」などと書かれた記事が掲載されていることを知り、 腰が抜けるほどびっくりしました。

子宮頸がんの罹患率と死亡率は、細胞診による子宮頸がん検診を受診すれば、受診しない場合と比べて、減少することが科学的に明らかにされています。わが国においても、厚生労働省研究班が詳細に検討し、「有効性評価に基づく子宮頸がん検診ガイドライン」1)において、「細胞診による子宮頸がん検診が有効である」という結論を公表しています。

ちょっと言い回しが難しいのですが、「がん検診は有効性が認められているうえに、
もしみつかっても治療で死亡率を下げているし、現段階での適切な医療をおこなっています。
過剰に切除したりして心身にダメージを無駄に与えるようなこともしていません」
ということです。

私はがん関連の書籍を2冊だしていますが、予防は大事と、どちらの書籍でも力説しています。
予防には段階があって、まず最初は日頃の食生活を含む生活習慣、その次にがん検診、となります。

がんの治療に対しては、独自の食事療法や治療法を広めている人や医師も少なくなく、
また、わらをもすがる思いの患者さんやご家族がいらっしゃいます。

しかし、私は紹介した記事(というより声明文ですね)に全く同感です。
がん検診を受けることによって早期発見や早期治療で死亡率が格段に下がります。
自治体からのがん検診の受診クーポンが送られてきますが、使わないともったいないです。
あのクーポンだって、月々支払っている自治体への公費から成り立っているのですから。

あなたと家族を守る がんになりにくい、再発しにくい食事と生活習慣
がん予防に役立つ食事・運動・生活習慣―がんを寄せつけない体を作る!』

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