ローソン食物繊維入りトクホそば

一部で話題でなっている ローソンで販売されたトクホ(特定保健用食品)認定をうけたそば。食物繊維入りで「食後の血糖値が気になる方に」となっています。

なんで一部かというと、コンビニでオリジナル商品で初トクホ商品ということで、食品やら流通やらで話題になっているのですが、私の仕事関係以外の交友関係では話題になりません。こっちから話題をふると、知らなかったり「へ~」て終わるからです。

私もこれから寒くなる時期になぜ「ざるそば?」とは思いましたけれど、認可された段階ですぐ商品にしたかったのでしょう。たぶん。

それに、うどんなら暖めるメニューが開発できるのでしょうけれど、うどんじゃだめなんです。 というのは、食物繊維は「固い」ので、そばに比べてやわらかいうどんに添加は向いていません。確かにコシの強いうどんはありますけれど、それは小麦グルテンの仕業なので、食物繊維とは無縁です。

しかも、そばのほうが麺が固くでも受け入れやすい。そばって硬い麺でも違和感がないからです。うどんに比べてもともとの食物繊維量もちょっと多めで、トクホで認可がおりるほど多く添加しても「ちょっと堅めのそば」で済むからです。

実際食べてみましたが、全く違和感がなく、美味しかったです。むしろ従来のコンビニの「ほぐし水」を使ってかたまっている麺に比べても食感が良かったぐらい。麺を6分割して1つを小さい山状の塊にしてあるので「ほぐし水」も要らないので、べちゃべちゃしないのもいいかんじ。

しかし問題が。

トクホというのは、消費者庁に一定の健康効果が得られるという科学的根拠(実験データ)を出さないといけないんですけど、このデータが「12週以上の連続使用」ってのが用件であるんですよ。安全性とかも同時にチェックしないといけないから。

特定保健用食品の表示許可や手続きについて

ということは、食後の血糖値が気になる人は、毎日ローソンに駆け込んで3ヶ月は1日1回このそばを食べないと効果がでないかもヨ、ということです。

よっぽどのそば好きはないと3ヶ月も毎日そばばっかりとか、どうかと思うんですけれど・・・。 しかも、毎日このざるそばばっかりじゃあ血糖値問題が食べた本人の満足のいくものであっても、確実に栄養のバランスは崩れると思います。

そもそもトクホって連続摂取が前提だから「気が向いたときに食べる」ということには向いていないのですよ。当時発売されたパン製品の『特食パン2枚入』『からだ応援ロール2個入』のほうが、続けやすいと思うというか、おすすめ。

ローソン、トクホのそば・パンを発売