ガンダムカフェに行ってきた!

秋葉原のガンダムカフェに行ってきました。

ガンダムカフェは、アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズをモチーフにした飲食店で、アニメ上に登場するキャラクターや機体をもじったフードやドリンクが提供されています。なので、ガンダムシリーズを知らない人には全く意味不明な店なのですが、ガンダムシリーズが大好きな人は大興奮の店なのです。

そのせいか、欧米系のカップルやファミリーが結構いました。どっか(北米で見たのか、国内の放送をみたのかわかりません)でガンダムファンになったのでしょう。なんだか楽しそうです。なにせただのアイスコーヒーが「ジャブローのコーヒー」と名付けられているので、解る人には「絶対それ!」となるのですが、解らない人には「ジャブローって何?」と付加価値が通じないという極端な状態に陥るのです。すべてのガンダムシリーズがわからなくても楽しめるようなメニュー構成になっているので、ともかく私はメニューのネーミングを見ただけで大喜びでした。

 店内は、壁面のあちこちに、大小のTV画面があり、そこに、歴代ガンダムのオープニングムービーが流れています。あれもこれもと心の中で歌えたり、画面を見て懐かしくなったりして、それだけでときめき度アップです。

さて、昼食をとりに入ったのですが、チキンライスが「シャアザクライス」。シャアという人気キャラが操縦していた機体の名前が「ザク」で、それが赤色をしていたので赤いチキンライスで、機体の頭部を成形してあります。 そしてアッガイカレー。解る人には解るカレーです。左右にあるのはゆで卵を半分にしたものがついています。 小1の娘がいたので止めましたが、「シャアザクカレー改」というのがあり、シャア専用ザクがモチーフで通常より3倍辛いレッドカレーというのもある、ファンなら嬉しいメニューが満載でした。

しかし。我にかえると、チキンライスと半熟オムレツ。カレーにゆで卵。 どう見ても業務用レトルト、あるいは冷凍食品だらけです。調理場で解凍したりはさみで暖めたレトルト食品を皿に流し込んでいるだけ、というのがありありとわかります。ガンダムにちなんだメニュー名とフード内容は、ファンにとってはパラダイスのようなお店ですが、冷静に考えると、思いっきり手抜きメニューのオンパレード。アニメのコンセプト店なので、手の込んだものを期待するほうが間違っていますが、すぐに裏側を考えてしまう自分の職業病がうらめしいです。

そして手抜きの極めつきが大量のごはん。ゆで卵との対比で考えるとわかりやすいと思いますがとにかくご飯責め。1皿で通常のカレーの2倍量は入っていました。 一緒にいた主人に 「ご飯、この半分でええんやけど」 「うん、そう思うよ。食べきれんやろ」 「ご飯多すぎるって(しつこく言う私)」 「でも、ここ秋葉原やから」 「秋葉原って?」 「そういう場所柄って意味。この界隈のお店って、そういうボリュームのお店が多いから、それでいいねん」

周囲を見ると、ご飯が多いとかぶつくさ言っているひとは見かけず、みなさん楽しそうに食べています。文句をいって雰囲気ぶちこわしをしてごめんなさい、という気持ちになりました。

ご飯は多かったけど、本当に楽しかったです。メニューを何度もじろじろ読んでウケてみたり、店内の画面をみて喜んだり、娘に「木馬(カルピスラッシーでもちろん白い)」を飲ませたりして、笑顔一杯になれました。

たまにはメタボ食でもいいもんですね。

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